理想の上司とは?部下を魅了するポイントは【地位】か【責任】か

よくよくネットとかでも見る「上司の良し悪し」についての話題。

どこにでも良い上司もいれば、悪い上司もいますよね。

仕事を続けるうえで、上司という存在は、大きな影響があります。

「あれ、俺って上司としてどうなんだ?」と思った時、もしくは「うちの上司ってどうなんだ?」と感じた時に、心のバランスを保つための指標となるヒントをご紹介いたします。

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【大前提】仕事とプライベート一緒にしない

プライベートという素の部分が魅力的であれば、自然と「いい人」なんだろうなぁ、という見方をしがちですが、それと「仕事ができる」かどうかは別問題。

まず、仕事で関わる人を見定めるときに必要な条件として、相手の「仕事」としての立ち振る舞いと「プライベート」としての立ち振る舞いを一緒のものとしてみない、ということは大事です。

よくこの部分を切り分けずに考えてしまうがゆえに、相手の仕事力を見誤ることがあります。

愛想もないし、普段何を考えてるかわからない……そんな人でも、実は仕事をバキバキにこなしてるなんていうこともザラにあるんですよね。

「仕事」という視点をブレずに持つことは、働く上で必要な能力です。

【地位】で動くか【責任】で動くか

タイトルでネタバレしちゃってますが、ここを意識することが重要です。

自分(もしくは自分の上司)が【地位】を使って動いているのか、それともポジションに応じた【責任】で動いているのか。

どちらが理想の上司かなんて、聞くまでもないでしょうが、具体的に紹介していきます。

地位で動く上司の特徴

  • 部下の成果を自分の成果として上役に報告する
  • 部下の失敗の責任を部下に丸投げする
  • 部下に対してのみ言葉遣いが横柄
  • 部下に対しては自ら挨拶をしない
  • 自分の非を認めるような発言はしない


もしこれが全部当てはまるようであれば赤信号。

あくまでも特徴なので一概には言えませんが、例にあげたものは基本的に地位というポジションがあるからこそできる働き方であって、よほどに替えの効かない能力でもない限り、地位がなければ誰にも信用されない働き方ですよね。

責任で動く上司の特徴

  • 自分が率先して動いている
  • 部下の成果は部下の手柄として上役に伝える
  • 部下の失敗は「部下と自分」の責任として受け止める
  • 個人の成果よりも会社全体の利益を意識している
  • 働き方で「バランス」と「タイミング」を意識している


一番最後のところがネックなんですが、責任を持って仕事に取り組んでいる人はあらゆる場面で「バランス」と「タイミング」を意識しています。

なので、時に「え?なんでそんな判断するの?」と、理解に苦しむことをする場合もあるんです。

「上司を理解できない」と感じることが多い人はここがポイントなんです。


このポイントを理解していないと無駄に上司に不信感を持ってしまい、自分のモチベーションを下げてしまいますので要注意。


ではそのポイントをどう見分けるか。

……残念ながらこれはそのポジションにならないと正直わかりません。

なぜなら上司しか知りえない情報があるからです。

なので、疑問に思ったことがあれば、自分の意見を含めて上司に投げかけることを個人的におすすめします。

この時のコツはあくまでも「上司の判断を尊重したうえでの質問」という投げかけ方にするということ。


「自分はこう思うんですが、なぜそのような判断なんのでしょうか。納得できません」

というものと、

「自分はこうかなと思ってたんですが、今回の判断に至ったポイントを教えてもらえませんか?」

というものであれば、やはり上司といえど人間なので後者の方が話してもらい易いのは言うまでもありませんよね。


もちろん全部が全部教えてもらえるわけではないと思いますが、「あ、そんな事情もあったんだ」ということがある場合が多いので、自分の勉強のためにも、この方法は割と効果的でした。

話は戻りますが、地位で動いているタイプの上司であれば、こういう場面で教えてくれないことが多い、もしくは理由が自分の利益に偏った判断の場合が多いです(笑)

部下を魅了する理想の上司とは?

ずばり「仲間の幸せ」を願える人です。


仲間というのは自分だけのチームじゃありません。

会社全体……だけじゃなくて、取引先も仲間です。

ビジネスなので、甘いことばかりはもちろん言ってられませんが、取引先を泣かせて自社だけの利益ばかりを考えてしまうようであれば、先は長くないでしょう。


また「幸せ」って何と聞かれそうですが、これは人によって違いますよね。

そのことを理解できているかどうかです。


頑張ってスキルを身につけたい人には適正な指導を。

本当は違う職種に就きたかった人には必要に応じて後押しを。

間違った道に進もうとしている人には道しるべを。


会社にとっての利益には繋がらないことでも、各々にとって必要なことであれば、協力することを惜しまない。

そんな人を「仲間の幸せを願える人」というんだと僕は思います。


「そんなの理想論だ。実際にいる訳ない」って思う人もいるでしょう。


でもね。いるんですよ。

少なくとも僕は知っています。そんな理想の上司を。

はっきり言って同じ人間と思えない精神性の高さですが、その人曰く、自分も昔はそんな人間ではなかったらしいですが(笑)


また、そんな上司も使っていた部下を育てるために有効な育成テクニックもあるので、ぜひ参考にしてみてもらえると嬉しいです。

参考:部下の能力を引き出すスキル『コーチング』【現場経験15年の集大成】

【余談】心に余裕を

今回2つの視点で同時紹介しましたが、働くうえで絶対に必要なのは「ある程度の心の余裕」です。

上司に質問するにしても、部下に指導するにしても、心に余裕がなければ、言葉の端々にトゲがでてしまい、コミュニケーションがうまくいきません。

朝セブンでいい気分なコンビニで好きなお菓子を買ってたべたり、出勤しながら好きな音楽を聴いたり、自分の心が休まるルーティンを、ぜひ探してみてください。

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