
「いい店長って、結局どんな人なんだろ」
現場で働いていると、自分と周りの店長を比較してしまうことがありました。
・あの店長はやりやすい
・この店長のときは現場が回る
・逆に、なぜかうまくいかない店舗もある
なぜそんなに違いが生まれるのか……
と、考えた結果、特別な才能ではなく日々の考え方と行動の積み重ねだったんだと気付きました。
この記事では
・いい店長の特徴
・ダメ店長との違い
・現場で改善できるポイント
を、実務ベースで整理していきます。
「なんとなく良い・悪い」ではなく、具体的に何が違うのかを明確にしていきます。
いい店長とは

いい店長とは一言でいうと、
「現場を安定して回せる人」です。
売上が良い日もあれば、悪い日もある。
人が足りる日もあれば、足りない日もある。
その中で
・現場が崩れない
・スタッフが働きやすい
・結果的に売上が安定する
この状態を作れる人が、いい店長です。
店長という仕事の全体像については、こちらでも整理しています。
▶ 店長の仕事とは?
いい店長の特徴

いい店長には共通する特徴があります。
ここでは、現場で特に差が出やすい4つを整理します。
スタッフとの信頼関係
いい店長は、スタッフとの信頼関係が安定しています。
特徴的なのは、特別なことをしているわけではないということ。
・話を聞く
・約束を守る
・言っていることがブレない
こうした積み重ねによって、信頼は作られます。
結果として
・指示が通る
・協力が得られる
・現場がまとまる
という状態になります。
バランスをとるのが上手い
店長は常に板挟みの立場です。
・会社と現場
・売上と人
・効率と教育
いい店長は、どちらかに偏りすぎません。
例えば
・売上だけを追うと人が辞める
・人ばかり見ていると数字が崩れる
このバランスを取り続けることが、店舗の安定につながります。
自分の判断に覚悟を持っている
現場では、日々判断が求められます。
・誰をシフトに入れるか
・どこに人を配置するか
・どの問題を優先するか
いい店長は、完璧な判断をするというよりも
「判断を止めない」ことが特徴です。
迷い続けるよりも、決めて動かす。
その積み重ねが現場のスピードを作ります。
育成に意識が向いている
いい店長の大きな特徴の一つが、人を育てる力です。
具体的には
・任せる
・振り返る
・フィードバックする
この流れを作れています。
結果として
・2番手が育つ
・現場が安定する
・自分がいなくても回る
状態になります。
具体的にどんな視点でスタッフ教育をしているのかについては、こちらで詳しく解説しています。
▶ スタッフ教育が進むチームビルディングのコツとは
ダメ店長の特徴

一方で、現場がうまくいかない店長にも共通点があります。
ここでは典型的なパターンを整理します。
感情に負けている
ダメ店長は、感情で判断しがちです。
・機嫌で対応が変わる
・その場の感情で指示を出す
こうした状態になると、スタッフは
「どう動けばいいかわからない」
と感じるようになり、信頼を失います。
任せすぎ
任せること自体は重要ですが、
任せっぱなしになると問題が起きます。
・確認しない
・フォローしない
・結果だけを見る
これでは、育成にはつながりません。
指示や判断が曖昧
指示や基準が曖昧な場合も、現場は不安定になります。
・何を優先すればいいのか分からない
・どこまでやればいいのか分からない
結果として、ミスやズレが増えていきます。
抱え込みすぎる
逆に、すべて自分でやろうとするタイプの人もいます。
・仕事を任せられない
・全部自分で対応する
一時的には回りますが、長期的には
・人が育たない
・負担が集中する
・限界がくる
という状態になります。
特に責任感の強すぎる人は、こういったプレイングマネージャーとしての働き方の穴にハマりやすいんです。
もし、あなたがそういった気質を持っているなら、こちらの記事で自分が苦しくならない働き方を整理することをおすすめします。
▶ プレイングマネージャーという激務の対処法
できる店長とダメ店長の大きな違い

ここまでを踏まえて、いい店長とダメ店長の違いを整理します。
視点
いい店長は
「店舗全体」を見ています。
ダメ店長は
「目の前の出来事」に引っ張られやすい傾向があります。
行動
いい店長は
・任せる
・関わる
・調整する
という動きをしています。
一方でダメ店長は
・任せきり
・抱え込み
・その場対応
になりやすいです。
影響力
最も大きな違いは、現場への影響です。
いい店長の店舗は
・人が定着する
・育成が回る
・安定する
ダメ店長の店舗は
・人が辞める
・負担が偏る
・不安定になる
という傾向があります。
いい店長を目指すための改善点

では、自分が店長として改善するにはどうすればいいのでしょうか。
ポイントは、一気に変えようとしないことです。
現場で実践しやすい改善としては、次の3つです。
① 判断基準を言語化する
「なんとなく」ではなく
・なぜその判断をしたのか
・何を優先したのか
など、理由も言葉にすることで、現場のズレが減ります。
② 任せて終わらせない
任せた後に
・確認する
・振り返る
・フィードバックする
この一手間を加えるだけで、育成の質が大きく変わります。
③ 自分の役割を整理する
店長は「何でもやる人」ではありません。
・自分がやる仕事
・任せる仕事
を整理することで、現場が回りやすくなります。
どういった働き方が理想的なのかイメージしておくとこの辺りは整理しやすいので、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶ 理想の店長像とは
まとめ
いい店長の特徴は、特別な才能を持った人……ではありません。
・信頼を積み重ねる
・バランスを取る
・判断し続ける
・人を育てる
こうした行動の積み重ねによって作られます。
一方でダメ店長は、
・感情で動く
・任せきりになる
・抱え込む
といった状態に陥りやすいです。
重要なのは、
違いを理解し、行動を少しずつ変えていくこと。
店長の仕事は一日で変わるものではありませんが、日々の積み重ねによって、確実に現場は変わっていきます。
まずは一つ、できることからトライしてみてください。
【店長スキルをもう一歩】
店長としてスタッフ教育を行う場合は指導スキルだけでなくマネジメント能力も求められます。
そのため、店長に求められる具体的な能力についてはこちらの記事でも整理してるのでぜひ参考にしてみてください。
▶店長に必要なスキル5選



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