
相槌は、コミュニケーションを円滑にし、相手に安心感を与える重要なスキルです。
しかし、タイミングやテンションを間違えると、逆効果になることもあり、苦手意識を持っている人も少なくありません。
この記事では、相槌が苦手な方に向けて、効果的な相槌の打ち方を7つのポイントにまとめました。
相手の感情を読み取る力

これから紹介するポイントを上手く活用するには、まず相手の感情を読み取る力が必要です。
相手の感情が読み取れなければ、相槌のやり方を間違えます。
まずこの部分が苦手という方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね⇒相手の感情がわからない…と悩んだ時に使える『感情を理解する9つのポイント』
相槌を極める7つのポイント

1. タイミングを見極める
相槌はタイミングが一番重要といっても過言ではありません。
相手の話に被せてしまうと、話を遮ることになり、逆に間が空きすぎると、聞いていない印象を与えてしまいます。
適切なタイミングとして、相手が一息ついた瞬間や文の区切り目で相槌を打つと良いでしょう。
特に、句点(「。」)の後に相槌を打つと、自然な流れになります。
2. 相手の目を見て相槌を打つ
相手の目を見て相槌を打つことで、真剣に話を聞いていることを伝えられます。
アイコンタクトは信頼関係を築く上で欠かせない要素です。
目を見て、適切な表情を交えながら相槌を打つことで、より深いコミュニケーションが可能となります。
もしアイコンタクトが苦手という場合は、こちらの記事を参考にしてみてください⇒アイコンタクトが苦手な人は「コツ」を知らないだけかも?コミュニケーション力を磨くポイント
3. 声に抑揚をつける
単調な相槌は、相手に興味がないと受け取られる可能性があります。
声のトーンや抑揚を工夫し、感情を込めて相槌を打つことで、相手に共感や関心を伝えることができます。
例えば、驚いた時は高めのトーンで「本当ですか?」と返すなど、状況に応じた声の使い方を心掛けましょう。
4. うなずきを取り入れる
言葉だけでなく、うなずきも効果的な相槌の一つです。
適度なうなずきは、相手に「あなたの話を理解しています」というサインを送ることができます。
一定のリズムでうなずくのではなく、相手の会話のリズムに合わせることがポイントです。
5. 表情を豊かにする
相手の話の内容に合わせて表情を変えることで、共感や関心を示すことができます。
楽しい話には笑顔で、悲しい話には真剣な表情で対応するなど、表情を豊かに使い分けることが大切です。
大げさな演技をする必要はありません。
「大変だね」という意思表示をしたい時は少し眉を寄せる、「よかったね」という時は少し目じりを下げる……など、ほんの意識するだけでも相槌の質は大きく変わりますよ。
6. 適切な言葉を選ぶ
相槌の言葉選びも重要です。
「はい」「ええ」だけでなく、「なるほど」「そうなんですね」といったバリエーションを持たせることで、会話に深みを持たせることができます。
また、相手の話に合わせて「すごいですね」「大変でしたね」といった共感の言葉を添えると、より良いコミュニケーションがはかれます。
【参考記事】
・【相槌のレパートリー】ビジネスで使えるリアクションを極める一覧表
7. 相手のテンションに合わせる
相槌のテンションは、相手の話の内容や感情に合わせることが大切です。
相手が興奮している時は少し高めのテンションで、落ち着いて話している時は穏やかなトーンで相槌を打つと、話しやすい雰囲気を作ることができます。
相槌が逆効果になることも

相槌はやりすぎてしまうと逆効果になってしまうことも。
- 演技くさい
- 大げさ
- 不自然
と、相手に感じさせ「あぁ、この人は私に建前で会話してるんだな」と思われてしまいます。
相槌だけではありませんが、コミュニケーションは自然体でできることを重要視してください。
【失敗談】相槌を練習するうえでの注意点

これは私の失敗談なんですが、「相槌を意識しよう!」と意気込んだ最初のころ、相槌にばかり気を取られ会話の内容が理解できていなかった……という苦い経験があります。
相手のテンションに合わせ過ぎて、まるで同意したようなリアクションをしたがために「あの時賛成してくれたじゃん!」と誤解を与えてしまいました。
相槌の練習をするときは、慣れないことを一気にやるのではなく、簡単なところから少しずつ身体に覚え込ませてからにしてくださいね。。。
まとめ:相槌はちょっとずつ体に覚え込ませる

相槌は、タイミングやテンションを意識することで、相手に好印象を与え、円滑なコミュニケーションを促進します。
これらのポイントを押さえて、日常の会話に取り入れてみてください。
最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで自然と身につくものです。
ということで、今回は『相槌』という部分に焦点をあてて紹介しましたが「コミュニケーションが全般的に苦手……」という方はこちらの記事も参考にしてみてください⇒コミュニケーションが苦手な人に贈る克服方法10選。喋ることより聴く重要性とは
特に職場でのコミュニケーションが苦手という方は50%を超えると言われています(参考:パーソナル研究所様調査資料)
「自分だけができてない」なんて思う必要はないので、ゆっくりレベルアップしていきましょう♪
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