高卒フリーターでも出来たズルい就職先の探し方【5つのステップ】

「高卒で就職できるんだろうか……」なんて不安に思っていませんか?


できます。安心してください。僕が実際できてます


先に言っておきますが、いわゆるブラック企業など、職場を選ばなければ就職できる……なんていうオチはありません。


必須条件は【働きたい意欲】だけ。


就職する方法は、僕が実際に経験した【アルバイトからステップアップする】という方法です。


「アルバイトしてる時間がもったいない」と思いますか?


きっとそれが普通です。


でも、具体的な流れとテクニックを知っていれば効率的な方法なんです。


僕自身も学歴がコンプレックスで、高校卒業後にフリーターをしていた頃は自信も持てず、不安が消えない日々を過ごしたこともあります。


そんな僕でも自慢じゃないですが、ちゃんと家庭を持つことができ、贅沢とまでは言いませんが、幸せな生活を送っています。


高卒のフリーターだからといって不安になる必要はありません。


学歴が高卒だからといってコンプレックスに悩む必要もありません。


むしろ今回の方法では【フリーター】であることは強みになります。


この記事で一人でも多くの人の不安が取り除けたら幸せです。

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5つのステップと効果的なテクニック

まずはじめに流れはこちら。

  1. アルバイト先を見つける
  2. 職場環境をさぐる
  3. シフトに沢山協力する
  4. 上のポジションを狙う
  5. 社員雇用しなければ……と思わせる

この流れの中に、効果的なテクニックを交ぜることで、社員雇用への確立がグッとあがります


それではステップ順に深堀していきますね。

【STEP1】アルバイト先を見つける

アルバイト先を探す時に見ておくべき条件はこちら。

  • 飲食店
  • 通いやすい位置
  • 店長が話しかけやすい人

なぜ飲食店がいいのか

飲食店で働くとコミュニケーションスキルが身についたり、新しい人との繋がりができたりなど、色々とメリットがありますが、なにより【アルバイトで長く働く人が少ない】という点がポイントです。


長く働く人が少ない=定期的に人が入れ替わっているということ。


定期的に人が入れ替わるというのは、店長にとって、任せられる熟練者がいないという不安材料なんです。


つまり、シフトに沢山入れるフリーターは、お店にとって非常に心強い存在……という構図。


次のステップでも紹介しますが、【シフトに沢山協力できる】というのが重要なポイントです。


また、飲食店で人を採用する時に学歴を気にする人は、まずいません。


勉強ができる=仕事ができるという世界ではないからです。


採用のコツは色々ありますが、ここは長くなるので別で紹介しますね。

なぜ通いやすい位置がいいのか

移動時間も仕事の時間と考えた方が〇。


良いアルバイト先が近くにない場合は仕方ありませんが、なるべく毎日の負担は減らせる方が、長続きしやすいですね。

なぜ店長に話しかけやすい必要があるのか

だって、店長が話しかけにくくて気まずい職場で働きたくないですよね。


……というのもありますが、目標である社員雇用を目指すためには、人事権を持っている人とコミュニケーションをとれるかどうかが重要なポイントです。


もし可能であれば、面接の前にお店に行ってみるなどして、店長やお店のスタッフさんの雰囲気を見ておくのがおススメです。

【STEP2】職場の状況をみる

自分がそこで社員雇用を目指すなら、そこで長く働き続けられそうか、実は社員がブラックな働き方をしていないかなどを見極めましょう。


とはいえ、ここの見極めは簡単ではありません。


働きながら、店長と他のスタッフさんとの関係性をよく観察するのと、店長がどんな働き方をしているのかを見るのが確実です。


避けた方が無難なのは【人件費削減が理由】でスタッフが増やせず店長が四六時中働いている店です。


なぜならこのパターンは、利益がでていない、社員を増員する気がない運営方針といった可能性が高いからです。


この場合は社員雇用への道が険しいので、避けた方が無難ですね。


次に避けた方がいいのは、規模が小さいお店


家族経営や、地元の小さなお店とかだと、チェーン店やグループ経営のお店に比べて、社員雇用をする資金的な余裕がないパターンが多いので、社員雇用のチャンスは低いと思っておいた方が無難です。


あと、ずるい考え方ですが、アルバイト契約というのは社員契約に比べて、採用されやすいだけでなく、辞めやすい契約でもあります。


どうしてもダメだと思ったら、「ごめんなさい」といって辞めてしまうのもありなんです(ただし、無責任にやめちゃうのはNG)


選り好みしすぎるといつまでも先に進めないので注意が必要ですが、自分にとって働きやすい環境を探すことは大切です。

【STEP3】シフトにできる限り協力する

先に少し触れましたが、シフトに沢山協力するだけで、店長にとっての不安材料を解消する貴重な人材になれるんです。


言い方を悪くすれば【恩を売れる】んです。


そしてシフトで売れる恩というのは、店長にとって一種の麻薬。


だんだんと「いつでも入ってくれるスタッフさんがいるから大丈夫」という状況に慣れてきて、半年もすれば【辞められたら困る】人材になります


これが一つ目の【社員雇用への材料】。


ただし、これだけで社員雇用につながるかというと、まだ可能性は低いので、さらに条件を揃えていきましょう。

【STEP4】上のポジションを狙う

次に仕事を覚えてきたら、他のアルバイトさんがしていない仕事をとりに行きましょう。


別に難しい仕事じゃなくて大丈夫です。


例えば在庫管理、発注管理、シフト管理など【面倒くさい作業】であることがポイントです。


新人教育係まで任せられるようになれば信頼度は抜群です。


「日々同じ作業するのに手を取られる」という仕事は、結構わずらわしいんですよね。


そんなかゆいところに手が届くアルバイトさんがいたら重宝するし、他にも色々なこと教えてみようかなって思いますよね。


では、それが続くとどうなるでしょう?


さらに【辞められたら困る】人材になりますよね。


ここまで条件がそろえば、基本的に社員雇用へのお誘いがあってもおかしくありません。


ただ、「不満も言われないし、わざわざ社員雇用の面倒な手続きはしなくていいか」と考える場合もあります。


そんな場合は次のステップが、大事なポイントになります。

【STEP5】社員雇用しなければ……と思わせる

ここまで来たら最後の一押しです。


【そろそろ次の場所を考えている】という意思を伝えましょう。


その時に大切なポイントはこちら。

  • 「社員にしてほしい」と言わない
  • 「そろそろ就職先を探そうと思っている」と相談する
  • 「この職場が好きだから今の環境につい甘えてしまう」と不満はないことを伝える

流れとしては、まず店長もしくは人事権を持っている人に、立ち話レベルで【自分が将来に不安を持っている】ことを相談してください。


そして「自分がどこか(ここでと言わない)で社員として働くためには、この先どんな努力をすればいいのか」とアドバイスを求めましょう。


もし自分が社員雇用されるために足りてない条件があれば、教えてくれるはずです。


逆に条件を満たせていれば、社員雇用の誘いがあるか、本部と相談するなどといった行動にでる可能性がでてきます。

なぜ「社員にしてほしい」と言ってはいけないのか

正確には【自分から言ってはいけない】という方が正しいですね。


心理的に人は「自分の選択したものが正しい」と思う生き物です。


店長が「社員にしてほしいと言われたから動く」のか、「社員にしたいと自分が判断したから動く」のかは、大きく違います。


前者であれば、反対意見があった時に、反対を押し切ってまで動く可能性は低いでしょう。


なぜなら、他人の意思を優先した行動だからです。


でも、自分が【この子は社員雇用してでも捕まえておかないと損だ】と判断して動く場合は、反対意見があっても、そう簡単には諦めません


なぜなら、自分の選択を優先した行動だからです。


いやらしいやり方ですが、これもテクニックの一つだと割り切ってください。

交渉よりも相談の方が効果がある理由

交渉も立派なスキルなので、悪いとは言いません。


ですが相談という形をとった方が、成功率は高いと思います。


というのも、多くの人はアドバイスを求められたり、頼られたりした場合、何かしらの協力をしなければ……という心理が働きます。


なので、「社員にしてください」と、直接的に言われるよりも、「こんなに頑張ってくれている子が困っているんなら助けてあげたい」という心を刺激した方が効果的なんです。

職場が好きだということを伝える大切さ

自分が店長の立場だったら、自分のお店を好きだと言ってくれる子と、そうじゃない子……どちらと一緒に頑張って行きたいと思えるかは、言わなくてもわかりますよね。


しかも、就職しないといけないのに「ここが好きだから今の環境につい甘えてしまう」なんて相談されたら、人情的に「じゃあここで就職すればいいじゃん」って、つい思っちゃいますよね。


熱意と好意は人を動かします。


これもテクニックの一つと割り切って覚えておいてください。

そもそもアルバイトと社員の差は何か

ぶっちゃけ今のご時世あんまり差はないんじゃないかなと思っています。


雇用保険や健康保険など、働く時間に応じてありますし、時間給で計算したらブラック企業の社員より良い場合だってザラにあります。


特に【同一労働同一賃金】という制度ができて、アルバイトさんであろうと、社員であろうと、格差を埋めなさい……という国の動きもあるので、さらに差はなくなっていくと思います。

参考:同一労働同一賃金ガイドライン(厚生労働省HP)


強いて差を言うなら【経歴】として差があるかな、といった感じですかね?


主に面接の時に、前職が社員として働いていたのか、アルバイトとして働いていたのかを見るくらいでしょうか。


ただ、ホントに見るくらいで、どちらかというと【期間】と【業務経験】の方が重要。


仮に社員経歴はあるけど、短い期間でコロコロと職場を変えていたりすると「あー、長続きしないタイプの子か」と思って評価は下がります。


逆に、アルバイト経験しかなくても、新人教育担当の経験があったりすると「お、即戦力になるかな?」と評価が上がります。


つまり重要なのは、その人が培ってきたスキルや経験が大切なんです。

もし社員雇用されなかったら

このやり方で必ず社員になれるのかと言われたら、必ずとは言い切れません。


また、時間が掛かると言われれば、否定はできません。


ですが、効率的な方法であるとは言えます。


この方法は言わば【お金をもらいながら自分を売り込む】という内容なんです。


学歴は関係ない。自分自身の能力を知ってほしい。


そういう働きたい意欲を持っている人にとっての、ひとつの突破方法なんです。


そして、ステップ4まで進むことができる人は、おそらく心配しなくても大丈夫です。


そこまでできれば「今まで○○といった業務をしてきた」という自信を持って、アルバイトをしつつ、同業他社へ社員としての面接に行けば、働き先はきっと見つかります。


大切なことは、どれだけ自分に経験値を積めるか、ということです。

人間力を磨きましょう

繰り返しになりますが、【未経験】【高卒】【フリーター】どんな条件であっても、今回のステップアップ方式を活用すれば、社員雇用の確立はグッと上がります。


ただ、1点。ここだけはしっかり意識しておいてほしいことがあります。



それは【人間力】を磨くこと



どんなに働けても、どんなに熱意があっても、他人と働く以上は、人間力がキーポイントになります。


周りに感謝ができる。他人をむやみに否定しない。そして自分を大切にする。


これが自然とできる人間になれば、環境は少しずつ良くなっていきます。


また、自分を大切にするためにも固定観念は捨てましょう。


社員になったら、生涯そこで働かなきゃいけないということは、絶対にありません。


苦しかったり、どうしても我慢できない時には、その場所から逃げ出すことも必要です。


社会経験が少ないと、何が正しいか判断材料が足りません。


無責任と、自分を守るための行動は別物と割り切って、考えてくださいね。

【おまけ】ストレスとの闘い方を知っておきましょう

生きていく上でストレスとの向き合い方はホントに大切です。


フリーター時代は、不安に負けて、心に余裕がなかったのを覚えています。


また、就職をゴールと考えず、自分にとってどんなライフワークがいいのか探しながら生きる方が、人生は楽しくなりますよ。


もし社員として働いていて嫌になっても「ここは次へのステップアップのための踏み台となる職場だから」なんて考えれば、不思議と心も落ち着きます。


自分に合ったストレスとの向き合い方を見つけて、学歴コンプレックスになんか負けず、楽しい人生を作っていってくださいね。

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