- 人とのコミュニケーションがツライ
- 人見知りが社会で生きていけるのか
- 人見知りはいつか治るのか
そんな不安を抱えていた自分が変われたキッカケは『接客業』でのアルバイトでした。
完全に治った……とは正直言えません(今でも人との集まりは、極力避けています)
ですが、昔と比べて格段に生きやすく、人見知りだと伝えても「嘘だ~」と言われるくらいには、コミュニケーションがとれるように克服でき、人生は一転しました。
もし人見知りで苦しんでいるのなら、経験を元に抜け出すヒントを分かりやすく紹介するので、参考にしてみてください。
人見知りの特徴から『根本の原因』を理解する
- 傷付きやすい
- 話をするのが苦手
- 他人を信用できない
- 恥ずかしがり屋
- 他人からの評価が気になる
- 完璧主義(柔軟な考え方をしにくい)
- 過度に優しすぎる
- 対人トラブルの経験がある
人見知りな人は、こういった特徴を持つことが多いです。
中でも根本の原因と言えるのが『自信が持てない』というもの。
自信がないから「傷つきやすい」、自信がないから「人に優しくして認めてもらいたい」といった感じです。
人見知りな人は、自信が持てないからこそ、人との関わりを避けます。
言い換えれば、自信が持てれば人見知りは改善できるということ。
では、どうやったら自信が持てるようになるのか。
自信を持つために必要なことは「小さな成功体験」
自信を持つためには「成功体験」が必要です。
- 目を見て話すことができた
- 自分から挨拶ができた
- 笑顔で会話ができた
小さなことでいいんです。それができたら自分を褒めてあげてください。
自信がない人は、自分に厳しく、自分を認めることが苦手です。
「こんなこと他の人はできて当たり前なのに……」
と、思うかもしれませんが、それは間違えた考え方です。
自分にとっては難しかったんです。
自分にとっての難題を乗り越えた自分をしっかりと誉めて、認めてください。
まずはここがスタートラインです。
ただ、これだけでは自分に自信を持つには、少し物足りません。
では、どうすればもっと自信が持てるのか。
それは、他人から必要としてもらうことです。
自己と他者から認められることで、人は承認欲求が満たされ自信を持つことができます。
そこで経験上おすすめな対策が、人と多く関わることができる『接客業』で働くことです。
接客業が人見知りの克服に有効な理由は「経験の量」
接客業は「承認欲求」が早く満たされる職種の一つ。
なぜなら、目の前のお客様から「ありがとう」という言葉が直接もらえるからです。
「誰かの役に立てた」という実感は、人見知りにとって大きな財産となります。
また、その機会が他の職種に比べて格段に多いのも接客業のメリット。
「接客業が好き」という人は、こういったお客様との「生きたコミュニケーション」に幸せを感じています。
もちろんクレーム対応など、良いことばかりではありません。
ですが『人見知りという自分のコンプレックスを改善できる』うえにお金も貰えると思えば、悪くない条件と言えます。
人見知りは「治す」のではなく「慣れる」
これは持論ですが、人見知りは「自分の生まれ持った性質」だと思っているので、完全に治ることはないと割り切っています。
人見知りは治すのではなく「慣れる」。
人見知りの中には「完璧主義」というタイプもいます。
そういった人は完全に治すことに意識がいってしまい、不完全な自分に自信を無くしてしまうことも少なくありません。
だからこそ「慣れる」。そう考えた方が、圧倒的に心は軽くなります。
そして、慣れるためには場数が必要。
その最適な場所が『接客業』と言えます。
人見知りは接客業で働くと迷惑?
人見知りの人は、人の気持ちに敏感で、他人からの評価を気にしてしまうので、
- 自分が接客業で働くなんて無理
- 迷惑をかけてしまうんじゃないか
- お客様と上手く話せる自信がない
と、後ろ向きな気持ちになりがちです。
ですが、人見知りが接客業に向かないなんてことはありません。
もちろん、ある程度慣れるまでは大変なこともあるでしょう。
ただそれは新人であれば、みんな同じなので、職場の人にとっても当たり前のこと。
迷惑と思うどころか、貴重な戦力です(そう思えない人がいる職場はハズレです)
人見知りの人は、人との関わりに慎重で、気を遣うことに慣れている分、むしろ接客業に向いていたりします。
人見知りが持つ天性の接客センスとは
多くの人見知りの人は、表現するのが苦手なだけで「相手が何を考えているんだろう」と察するのは得意です。
周りや相手のことをよく見ている分、他の人が気づかない部分にも気づけるのも特徴の一つ。
「喜んでいる」「怒りそう」「悲しそう」という感情にも気づけるので、声を掛ける勇気さえあれば、顧客満足度を上げるお店のキーマンとなることも珍しくありません。
実際、接客レベルが非常に高い人で「実は人見知りなんです……」という人を多くみてきました。
そしてそんな接客センスに溢れる人達は、共通したスキルを持っていました。
それは『傾聴力』。いわゆる『聞き上手』というスキルです。
人見知りにとって、相性の良い会話テクニックなので、覚えておいて損はないでしょう。
人見知りと相性抜群のスキル『聞き上手』
人見知りになる理由の一つとして「会話をするのが苦手」という人も多いでしょう。
コミュニケーションが得意な人は面白い話ができたり、上手にみんなとの会話の仲介役ができたりしますが、人見知りにはハードルが高い……。
それに対し、相手の話に耳を傾けることは、人見知りにとってハードルは高くありません。
むしろ相手が沢山話をしてくれる方が気が楽なのではないでしょうか。
よく聞く「話上手」と言われる人の多くは、「聞き上手」です。
話が上手に聞ければ、お客様は満足してくれます。
話を上手に聞くテクニックは長くなるので、詳しく知りたい方はこちらの記事(『あいづち』の種類で接客は変わる!本当は知られたくない裏テクニック)を参考までに見てみてください。
テクニックがなくても、しっかり相手に寄り添って話を聞こうとするだけでも十分。
無理に話をしようとしなくても大丈夫です。
【まとめ】人見知りは接客業に飛び込めば自然と改善する
- 人見知りは「自信の無さ」が大きな原因
- 自信をつけるために承認欲求が満たされる場に飛び込む
- おススメの場が『接客業』
- 人見知りは接客業に向いている
- 聞き上手になると仕事も楽しくなる
接客業の世界に飛び込む。という最初の一歩さえ踏み出せれば、人見知りは自然と改善していきます。
コミュニケーションが得意になれば、人生そのものが楽になります。
「自分は人見知りだから……」と諦める前に、ぜひトライしてみてください。応援します。
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