店長は『嫌われる立場』になることも必要。すべての人に認めてもらう必要がない理由とは

店長としての役割を果たす中で、全てのスタッフさんから好かれる……なんてことは、ほぼありません。

むしろ、時には嫌われる立場になることも必要です。

「嫌われてはいけない」「店長は完璧じゃないといけない」と思い込んでしまうのは、自分の首を絞める考え方です。

事実私自身それで苦しんだ時期も……。

かと言って、嫌われ過ぎても現場が回らなくなってしまうのも事実。

ではどうすればいいのか?という部分に焦点を当てて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

店長が嫌われる立場になる理由

1. 規律とルールの維持

店舗運営において、規律とルールの遵守は欠かせません。

しかし、これらを徹底する過程で、スタッフさんに厳しく接する場面も出てきます。

その結果、一部のスタッフさんからは厳しいと感じられ、嫌われることもあります。

もし、言い方・伝え方に自信がない人はこちらの記事を参考にしてみてください⇒言い方がきつい?直し方が分からず苦しむ人に向けた改善のヒント5選

2. 公平な評価とフィードバック

スタッフさんの成長を促すためには、公平な評価と適切なフィードバックが重要です。

しかし、評価に納得しないスタッフさんからは、不満が生じることも……。

不満を言われたから評価を上げ直します!なんてできるわけないですよね。

嫌われてしまっても、それがお店として適切な評価であれば、公平性を大切にしないと、全体のバランスがとれなくなってしまいます。

フィードバックの方法についてもう少し深堀したい人はこちらの記事をどうぞ⇒スタッフ評価をフィードバックする時のポイントとは?チームモチベーションを保つ重要業務

3. 難しい決断と責任の遂行

店長は、時に厳しい決断を下さなければいけない立場にあります。

例えば、スタッフさんの配置転換や業務改善のための指導などですね。

これらの決断は、一部のスタッフさんからの反感を買うこともありますが、店舗全体の利益と成長を考慮した上での行動です。

あらかじめ店長職は立場上どんなストレスがかかるのかを知っておくのも、対応策の一つですよ⇒【店長職のストレス】店長が向いていないと感じてしまう理由と対処法

全ての人から認めてもらう必要がない理由

1. リーダーシップと信頼の構築

リーダーとしての役割は、全員から好かれることではなく、信頼されることです。

時には厳しい態度を取ることがあっても、公平で一貫性のある行動を続けることで、スタッフさんからの信頼を築くことができます。

2. チーム全体の利益を最優先に考える

個々のスタッフさんの感情よりも、チーム全体の利益を優先することが求められます。

全員の意見や感情に配慮しすぎると、組織としての方向性がぶれてしまうことがあります。

適切な判断を下すことで、チーム全体の成長と成功を促進できます。

3. 優秀な人ほど潰れてしまう

そもそも、全ての人に好かれるなんてことはありえません。

真面目な人ほど、優しい人ほど「嫌われてはダメだ」と思い、ちょっとした相手の反応にも敏感に傷ついてしまい、時には仕事を辞めてしまうことも。

人の心情に寄り添える能力がある人はチームをまとめる才能があります。

が、ゆえに「嫌われてはいけない」なんて思い違いをしていると、ストレスで潰れてしまいます。

人の上に立つ人は嫌われるのも仕事、と割り切れるメンタルが必要です。

嫌われないに越したことはない。けど、嫌われても良い

店長として、全てのスタッフさんから好かれることを目指すのではなく、信頼されるリーダーを目指すことが重要です。

時には嫌われる立場になることもありますが、それは店舗全体の成功と成長のために必要なこと。

即決力と行動力を持ち、公平で一貫性のあるリーダーシップを発揮することで、効果的なマネジメントが可能となります。

もっと、深く店長に必要なスキルを知りたいという方はこちらの記事から読み進めてみてください⇒店長に必要なスキル5選|未経験からでも即実践できる習得方法を徹底紹介

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