はじめての企画案を無理矢理実行した私。
選んだ方法は地獄のワンオペ。
頭の中にオペレーションの流れはできていた。
あとは実行するのみ。
繁忙期の初日に、初企画のメニューを、自分で全てやるという無茶な選択。
でも、そんなに難しいことじゃない……と、前日までは自分に言い聞かせていました。
が、実際はそんなに甘くなかった。
準備も足りてなければ、休憩も取れない。
1日何をしていたか思い出せないほどの慌ただしさだった。
結果企画メニューは売れたのか。
売れた。
でも私は喜べなかった。
それはなぜか。
単に他のメニューが売れなくなって、新メニューが売れただけ。
事前告知や外部告知といったことが如何に重要かを、その時の私は全く理解していなかった。
結果としてお店にとってプラスな部分はなかったのだ。
しかも今思えば、自分は新メニューのことばかりに手を取られて通常メニューのことは他のスタッフさんに任せっきりになってしまっていた。
大失敗。
大変な思いをしただけだったのか。
一人気持ちが沈んだ。
でも、周りのスタッフさんは優しかった。
「よくこの状況を一人でこなしたね!」
「やり方が実際見れたから大丈夫!明日からは私たちも新メニュー対応するから!」
涙が出そうになった。
自分がいかに未熟だったのか。
苦い苦いデビュー戦だった。
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