- 仕事にいくのが怖い
- なぜか仕事に行く前に涙がでる
- 仕事のことを考えると手が震える
- 朝起きられない
- 何をしていても落ち着かない
- 出勤前に動悸や息苦しさを感じる
責任感が強く、自分を責めることに慣れてしまっている人が、限界を迎えると、こういったサインが現れます。
そんな人ほど仕事でイヤなことがあるたび、こう考えます。
「もっと頑張らないといけない」と。
そして周りから「頑張り過ぎちゃダメだよ」と声を掛けられても、
- 「じゃあ、他にどうすればいいの?」
- 「周りに気を遣わせてしまった……」
- 「自分が情けない……」
と、さらに自分を追い詰めるばかり。
負のループにハマって、考えるのも苦痛になって、結果「耐えるしかない」と思ってませんか?
違います。
その答えは間違っています。
そのまま耐え続けると、極端かもしれませんが、いずれ今まであなたが守ってきた大切なものを失うことになるかもしれません。
なぜそう言い切れるか?
それはすでに「あなたがギリギリまで追い詰められているから」です。
水を注ぎ続けて溢れないグラスはありません。
あなたはすでに十分過ぎるほど頑張っているんです。
人知れずストレスと戦う人は、人知れず努力をしているんです。
今まで頑張ってきた自分自身を、まずは認めてあげてください。
そもそも「耐える」という選択肢は、直接的な解決になりません。
耐え続けて限界を超えて、再起不能になった人も沢山います。
では解決するためには、何をすればいいか。
それは「ずるい人を見習う」ことです。
あなたが「自分もあんな風にできたら楽なのに、いいな、ずるいな」と思う人が、あなたを苦しみから救うヒントを持っています。
そのヒントを参考に、あなたに合う、あなただけを救う方法を、これから一緒に探しましょう。
仕事にいくのが怖いなら「ズルい人を見習う」
あなたにとって、こういった人たちはズルく見えるのではないでしょうか。
- 失敗しても気にしている素振りがない
- 嫌なことがあると周りを気にせず表情に出している
- 自分から仕事をしようとしない
- 自分がしたくない仕事はイヤだと意思表示する
- 仕事中に私語が多い
正直、社会人としてダメなタイプに見えますよね。
でも、これ見習うべき点もあるんです。
それは何か?
「自分の心を守るために必要な行動を優先できる」という点です。
もちろん、自分ばっかり優先してたら、周りからの信用は失うこともあるでしょう。
ですが、このタイプの人たちは、仕事で追い詰められて潰れることはありません。
なぜなら、潰れる前に『自分を守るための行動に移ることができる』からです。
仕事のストレスで潰れてしまう人は、この『自分を守るための行動』というのが苦手。
自分を守るより先に「自分が我慢すればいい」と考えてしまうんです。
ここが、あなたをいつまでも苦しめる大きな問題点です。
……とはいえ、今まで我慢し続けてきた人にとって『自分を守るための行動』というのは、簡単にできるものではありません。
理由は単純。それは間違えた『思い込み』が、あなたを縛り付けているからです。
まずは、あなたの心を押さえつけている『思い込み』を壊すことが、あなたの苦しみを取り除くために必要な最初の作業です。
あなたを追い詰める間違えた『思い込み』
つい頑張り過ぎてしまう人を縛り付ける、間違えた思い込み。それは、
「逃げてはいけない」という思い込みです。
『社会人としての責任感が足りない』『周りの人に迷惑をかける』などなど、【偏った社会のルール】にうるさい人達は、こういった言葉を口にします。
それを真に受けていませんか?
違いますよ。そんな言葉だけを聞いて「逃げてはいけない」なんて、思い込んではダメですよ。
やれることをやって、限界まで頑張ったあなたの努力を、誰が、どれだけ理解してくれていますか?
限界まで頑張った結果、苦しんでいるのに、これ以上できることなんてありますか?
「他の人たちは上手くできてるのに、自分だけ逃げたりできない」
そう思うかもしれません。
そう考えると、自分が甘いんじゃないか……とか、つい考えてしまいますよね。
もし、今の職場が、あなたにとって辞めたくない、憧れの職場で、どんなにつらくても乗り越えたいというのなら、それでもOKです。
でも、そうじゃないなら、シンプルに「ここより自分に合った職場を探そう」と割り切りましょう。
ただ、どちらにしても、気持ち良く生きるために「イヤになったら逃げて良い」という考え方は大切です。
その考え方を持てるだけで、まずは一歩前進です。
「悩む余力」がある内にやるべき3つステップ
人は限界を超えると悩む力すらなくなります。
- 「仕事にいくのが怖い……どうしたらいいだろう」
- 「仕事に行く前に涙が出るのは何故?」
- 「ストレスをどうにか減らす方法は……?」
こういった悩みに関する情報を調べたりする余力があるうちは、ギリギリ限界の一歩手前です。
このラインを超えると、何もできなくなり、最悪のケースを迎えることも少なくありません。
そうなってしまう前に、以下のステップを進めておくことが大切です。
- 辞めても大丈夫か整理
- 自分にあった退職方法を探す
- 新しい職を探す
それでは順に説明していきます。
仕事を辞めるリスク整理
仕事を辞める時のリスクと言えば「収入源」です。
- 貯蓄がある
- 夫もしくは妻が働いている
- 副業などで別収入源がある
- 実家に帰ることができる
このような場合はリスクが少ないです。
「甘えるのが申し訳ない」と思うかもしれませんが、限界ギリギリまで頑張っている自分を少しは甘えさせてあげてください。
また、世間で悪く言われがちで抵抗はあるかもしれませんが、生活保護という方法も視野に入れましょう。
本当に困った人を助けるための制度なので、必要であれば方法の一つとして考えておいて損はありません(詳しい手続きは こちら のサイトさんが分かりやすかったです)
自分に合った退職方法
退職方法は、単純に退職届を会社に提出するだけ。
……なのですが「仕事にいくのが怖い……」と考える人の多くは、このハードルが高いのではないでしょうか?
- 「退職届を渡す時の反応を想像すると怖い……」
- 「退職を受理されず、言いくるめられたらどうしよう……」
- 「退職を告げるタイミングがわからなくて決心が鈍りそう」
そんな人の救いになるのが「退職代行サービス」です。
最近では社員だけでなく、アルバイトを辞める時にも使われたりするサービスですね。
「退職代行で辞めるのはずるいのでは?」
と、思ってしまう人が多いのですが、辞められる側からすると、そんなことはありません。
というのも「突然連絡が取れなくなる」という辞められ方が一番迷惑だからです。
- 引継ぎの用意が何もされていない
- 連絡がつかないから事故なのか何か分からない
- 保険証など返却してもらわなければいけないものの回収ができない
といった感じで、残った人たちに迷惑をかけてしまう人が、実は結構いるんです。
逆に言うと、
・引継ぎ資料の用意(自分が持っていた仕事のリストアップ、簡単な手順の整理程度でOK)
・最低限のやりとり(代行業者経由で全然OK)
ができれば、会社としては「辞め方」はどうだっていいんです。
そもそも人が辞めることは会社としては想定しておくべきことなので。
むしろお金を出してまで誠実に対応する分、退職代行は良い辞め方と考えるべきです。
ただ、心が弱っている人を狙い「費用を払ったのに退職できなかった」という、良くない業者もいるので注意は必要。
退職代行を使うなら、よく分からない企業ではなく、労働組合や弁護士などに依頼するのが安心です。
話がそれてしまうので、後で紹介しておきます。
自分にあった新しい職場を探す方法
新しい職場を探す時には、一般的に「転職サイト」か「転職エージェント」を使うことが多いです。
- 転職サイト:自分で自分にあった職を沢山の情報の中からゆっくり選ぶ
- 転職エージェント:転職のプロが相談に乗ってくれながら自分にあった職を探せる
といった感じで、無料で利用できるサービスなので使って損はありません。
「次の職場でも同じような思いをしたくない」という場合は、転職エージェントの方がいいでしょう。
また、経験談なのですが、転職サービスに登録するだけでも気持ちが楽になります。
「あ、ここ辞めても大丈夫なんだ」と思えるだけで、働く時の気分も大きく変わるので、あまり深く考えず登録してしまうのもアリです。無料ですし。
今を乗り切る「心のスイッチ」の作り方
辞めると決めても、すぐに辞めれない時もあるでしょう。
「辞めるまでの間が苦しい」という人は、以下の手順で「心のスイッチ」を使って、乗り切ってください。
ステップ①「怖い」と感じる原因の整理
まずは、なぜ自分が「仕事にいくのが怖い」と感じるのか、リストアップしましょう。
- 上司が怖い
- 他の従業員が怖い
- 失敗が怖い
原因は様々ですが、大きく分けて、
- 人間関係
- 自分の能力不足
- 会社の環境
といった感じに分かれることが多いので、まずはこの3つのどれに当てはまるか振り分けてみてください。
ステップ②原因に合った対処法
『人間関係』で不安を感じるなら
恐らく仕事が怖い原因として一番多いのではないでしょうか?
ここをどうにかするためには、考え方を変えるのが一番効果的です。
「相手」に対して恐怖を感じるのは、相手を自分より上の人間だと思っているからです。
仕事という立場上「上」になる人はもちろんいますが、その人が自分にとって敬意を払う価値がない人間だと思うのであれば、上司であろうと、同僚であろうと、心の中で「自分より下の人間」だと思い込んでください。
きっと、この記事を見ているような人は「そんな失礼なことできない」と思ってしまうかもしれませんが……割り切りも大切です。
自分の心の中は自由です。
自分を追い詰めやすい人ほど、心の中まで真面目なので、ちょっとくらい自分を甘やかしてください。
『自分の能力不足』で自信が持てないなら
自分が持っている能力が、必ずしも今の職場と合っているとは限りません。
失敗が怖いなら、ペースを落とせばいいんです。
自信を持ちたいなら、何か資格を取ってみるのも一つの手段です。
今の自分を責めたりせず、ゆっくり、ゆっくり自分のペースでできることに目を向けてください。
『会社の環境』が悪くストレスを感じているなら
身も蓋もありませんが、これだけはどうしようもありません。
「自分が会社を変えてやるんだ!」というくらいの意気込みなら、不可能ではないかもしれませんが……
会社の環境に関しては「自分の理想通りにはならない」と割り切ってしまうのが、一番手っ取り早いです。
どうしようもできないことは考えない。
これも大切な考え方です。
安全な辞め方とは
「退職を伝えるのが怖い」という人には退職代行サービスがおススメです。
会社にとっても退職代行サービスでの退社は全く問題ありません。
ただ、中には費用を支払ったにも関わらず「ちゃんと辞めれなかった」という、信じがたい事例もあるそうです。
なので、安心して任せられると定評のあるサービスを3つピックアップしてみました。
サービス名 | 退職代行ガーディアン | 退職110番 | 弁護士法人みやび |
運営元 | 労働組合 | 弁護士 | 弁護士 |
料金 | ¥24,800 | ¥44,000+α | ¥55,000+α |
退職交渉 | ◎ | ◎ | ◎ |
対応時間 | 24時間 | 9時-18時 | 10時-21時 |
総合評価 | ◎ | 〇 | 〇 |
今回ピックアップしたところは、労働組合や弁護士なので安心できる依頼先です。
有給の取得や、給料の未払いなどが発生している場合は、弁護士に依頼するのが確実ですが、特にそういったトラブルがなければ、費用的にも安く、追加料金のないガーディアンが良いでしょう。
以下の公式サイトに掲載されている部分ですが、
- 東京都労働委員会に認証されている法適合の合同労働組合
- 即日対応
- 料金一律。追加費用なし
- 会社や上司への連絡不要
- 辞められないというケースは過去一度も無し
- LINEでも申し込み可能
と、安心材料が多いのが特徴です。
【退職代行ガーディアン】
限界を超えてしまう前に、行動に移すことで、自分を守ってあげてください。
【まとめ】あなたにとって大事なこと
「仕事にいくのが怖い」なら、思い込みを捨てて逃げましょう。
何より大切なことは自分を守るために行動することです。小さなことでも良いんです。
ちょっとズルい人の真似をしてみたり、ちょっと転職先を探してみたり……なんでもいいんです。
一つ何か動ければ、そこから徐々に足取りは軽くなっていくはずです。
行動に移せば自信が持てます。自信は次の行動への活力になります。
自分が気持ちよく人生を送っている姿を想像してください。
まずは動く。それだけで、そんな自分に近づけるんです。
あなたの悩みが解消され、気持ちの良い日々が訪れるのを信じています。
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