「接客が苦手だけど、仕事上やらなければいけない」
そんな場面に出くわす方は割と多いようです。
というのも、誰とも接しない仕事は基本的にありません。
お客様や取引先など、結局『接客スキル』が必要になることがほとんど。
そんな時「接客がイヤ過ぎてつらい……」と耐え続けるのか。
それとも「接客も悪くないな」と楽しさを見出せるのか。
それによって仕事に対するストレスの感じ方は180度変わってきます。
この記事では、人見知りで陰キャな私が接客業を15年続けれた経験をもとに、接客が苦手な人が前向きになれるコツを紹介していきます。
手順１：なぜ”接客が苦手”なのか理解する
「接客が苦手」といっても、大きく２つのタイプに分かれます。
どちらのタイプかによって対処法が変わってくるので、まずは自分がどんな理由で『苦手・嫌』と思っているのか理解しましょう。
接客が苦手な人のパターン①：場数不足
- 緊張して笑顔になれない
- 答えられないことを聞かれたらどうすればいいか分からない
- クレームを言われたらどうしよう
そういった場数が足りない……つまり接客に慣れていないため不安が多く「自分は接客が苦手」だと感じている人は沢山います。
このパターンの場合、ちょっとしたコツを覚えたり商品知識を学ぶことで、自然と自信が付き、苦手意識は薄れて行きます。
接客のコツやテクニックについては後で紹介します。
接客が苦手な人のパターン②：対人トラウマ
過去に人と接することで傷ついた経験がある人は強烈に苦手意識を持っていることがあります。
このパターンの場合選択肢は二つ。
一つ目は、キッパリ接客を諦める。
というのも、自分自身を苦しめて、追い込んでまで仕事をしても良い結果になる可能性は低いからです。
「逃げていたらいつまでたっても成長できない」と言われることもあるでしょう。
ですが、苦しさの度合いは自分自身にしか分かりません。
努力も大事ですが、自分を守ることも大切にしてください。
そして二つ目は、過去のトラウマを乗り越える。
一つ目と真逆のことですが、トライできるくらいに心の余裕があるなら、トライしてみる価値は非常に高いです。
なぜなら、人によって付けられた心の傷は、人によって癒されるからです。
接客の一番いいところは、直接お客様から「ありがとう」と言ってもらえるところ。
人から感謝された、必要とされたという経験が心の傷をケアしてくれます。
「トライしてみようと思うけど何から頑張ればいいか分からない」
そんな人は、まずスタッフや同僚に対して「ありがとうございます」が口癖になるくらい繰り返すのと、笑顔を意識することから始めてみましょう。
それができるようになれば、接客に対する恐怖も少しずつ薄れ始めます。
その次は接客のコツやスキルを学んでみるのもいいでしょう。
自分のペースに合わせて一歩ずつステージアップしていってください。
手順２：苦手意識からの脱却。変化の第一歩を踏み出す
なぜ「接客が苦手」と自分が感じているのかが理解できたら、次は苦手意識を克服するために、一歩踏み出してみましょう。
場数が足りない、対人トラウマがあるなど理由は様々ですが、
- お客様に満足してもらえるだろうか……
- お客様からの要望に上手く対応できるだろうか……
- お客様に怒られないだろうか……
など、自信が足りないことが共通した問題点となります。
であれば、答えはシンプルに「自信を持つこと」が解決の糸口です。
では、どうすれば接客で自信が持てるのかを次に紹介していきます。
手順３：接客で自信を持つ方法を実践
接客で自信を持つために効果的な手順として、
- 身だしなみを整える
- 同僚で笑顔とコミュニケーションの練習をする
- 接客スキルを覚える
といったステップで進めてみましょう。
特に身だしなみに関しては、いますぐに取り組めるうえに、人からの印象も良くなるので、最初の取っ掛かりとしてかなりおススメです。
この辺りはこちらの記事を参考にしてみてください＞＞身だしなみで接客の質は大きく変わる。自信に繋がる『見た目の整備術』とは
また、接客スキルに関しては、話し方、笑顔の作り方、タイミング、言葉のチョイス、立ち方などなど色々なものがあります。
この辺りは接客スキルの紹介をまとめたこちらの記事を参考にしてみてください＞＞接客が上手い人が使う『人たらしな接客術』１０のポイント！
手順４：前向きな気持ちを保つ
人間だれしも「やるぞ！」となっても、続かないことがあるものです（……私だけかもですが笑）
特に苦手なことを克服する……という場合は、なおさら。
大事なことは『無理をせず自分のペースを作る』ことです。
「お客様の目が見れた」「噛まずに説明できた」など小さなことで大丈夫です。
頑張れている自分を褒めてあげてください。
苦手を克服しようという前向きな気持ちを失わないよう、日々の生活にモチベーションを保つことを意識して取り組んでいきましょう。
手順５：小さな実践と小さな改善を繰り返す
接客に対する苦手意識を克服するための手順をおさらいすると、
- 苦手だと思う原因を理解する
- まずトライしてみる
- 接客で自信を持つための方法を覚える
- モチベーションを保つ
といった流れ。
そして最後に必要なことは、小さな実践と小さな改善の繰り返しです。
- 笑顔を頑張ってみた⇒顔が引きつった⇒スタッフで練習しよう
- お客様の目を見てみた⇒見過ぎた⇒目を合わせるタイミングを変えてみよう
- 接客上手な先輩をマネしてみた⇒自分には合わなかった⇒自分に合うポイントを探そう
小さなことでいいんです。
実践と改善を繰り返せば、継続できている自分に自信が持てるし、スキルも磨かれます。
繰り返しているうちに接客への苦手意識は薄れて、もしかしたら接客が好きになる可能性だってあります。
私自身、接客はもともと嫌いでしたが、今ではどちらかというと好きな方です。
もしトライできるなら、ぜひ試してみてください。
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