笑顔で接客するということは確かに基本ですが、決して簡単なスキルではありません。
接客で上手く笑顔を作れず悩んでいても大丈夫。安心してください。
接客業で働くなら、ほとんどの人が悩むところであり、ほとんどの人が笑顔を使いこなせていないのが現実です。
この記事では、
- 笑顔になれない原因
- 自然な笑顔を作るコツ
- 笑顔を使うべきタイミング
- 逆効果になってしまう笑顔
- 笑顔に必要な筋力の鍛え方
などを接客歴15年の経験を元に具体的に紹介し、あなたが接客時に笑顔を使いこなす人材になるようサポートします。
接客時に笑顔になれない原因と対策
お客様の前だと緊張してしまう
普段は笑えるのに、お客様を前にすると、つい緊張して笑顔になれないというパターンがあります。
慣れない作業をしながらだったり、慣れない職場だと、よくあることです。
これは接客業に慣れてくれば自然と解決するので「笑顔でいなきゃ!」と肩に力を入れず、リラックスして働けるようになることを意識しましょう。
自分の笑った顔に自信がない
私自身の話ですが「自分の笑顔が気持ち悪い」という気持ちから上手く笑えない時期がありました。
無理に笑おうとすればするほど、笑顔が不自然になり、上手く笑えなくってしまうんです。
「良い笑顔をしよう」とするより「笑いたい時に素直に笑う」という感覚で、自然に笑うことを、まずは意識してみてください。
それができるようになれば、少しずつお客様の前でも笑顔になれるようになってきます。
もともと感情表現が苦手
笑うことだけじゃなく、喜怒哀楽を表情にすること自体が苦手な人もいます。
この場合は、まず「仕事だ」と割り切るところからスタートしましょう。
はじめは不自然な笑顔になってしまいますが、人間慣れてくるもので、徐々に「職場では笑顔」が当たり前になってきます。
常に笑顔じゃなくてもいいんです。必要な時だけ笑顔になれればOK。
笑顔を使うべきタイミングやコツはこの後紹介していきます。
笑顔を作るための表情筋が弱い
笑顔を作るのにも筋力がいることはご存じでしょうか?
表情筋というもので、表情の変化が乏しい人は意外とこれが原因だったりします。
この辺りは笑顔を作るためのトレーニングなどがあるので、このあとおススメ動画を紹介します。
自然な笑顔を作るコツ
自然な笑顔を作るためには『お客様とのコミュニケーションを楽しむ』ことが最も重要です。
「笑顔で接客をする」という意識は初期レベル。
「接客していたら笑顔になってしまう」が中級レベルです。
もちろん、中には嫌なお客さまもいるので、全てのお客さまと楽しくコミュニケーションというのは難しいでしょう。
ですが、接客を、お客様との関わりを楽しめるようになれば、自然と笑顔ができるようになります。
意識して作る笑顔よりも、心から笑っている笑顔は、お客様にも伝わります。
接客業の醍醐味でもあるので、ぜひ自分に合った『楽しみ方』を見つけてみてください。
どうしても「仕事と思うと楽しめない」という人は、裏技ですが「自分がかわいいと思うもの」を想像してみましょう。
笑顔というより、ニヤける……という方が近いかと思いますが、これも自然に出た笑顔です。
その目じりが下がる感覚をそのまま使って笑ってみてください。
きっと自然な笑顔に近づけるはずです。
笑顔の効果を引き上げるタイミング
「接客中は常に笑顔」でなければいけないと思っている人もいるのではないでしょうか?
実はこれ間違いです。
なぜ間違いかというと、常に笑顔だと『人間味に欠ける』からです。
笑顔は常に見せるものではなく、ここぞというタイミングで見せた方が効果的。
常に笑っている子も魅力的ですが、普段笑わない子が不意に見せる笑顔は威力抜群です。
- 来店時
- 店内ですれ違う時
- 目が合った瞬間
- 「ありがとうございます」と口にする時
など、ポイントで笑顔を作ることができれば、笑顔の使いこなしレベルは上級です。
『レジ作業をしている時は少し真顔で、お釣りを渡す瞬間に飛び切りの笑顔』といった形で、タイミングを使い分けてみましょう。
逆効果になってしまう笑顔
笑顔には『相手を不快にさせてしまう笑顔』というものも存在します。
話の流れとかみ合っていなかったり、明らかに愛想笑いだったりと、無理やり作った笑顔というものは『目が笑っていない』ので、お客様に嫌な印象を与えてしまいます。
クレーム時などもそうですが、使いどころが悪くてもダメなので、相手の気持ちになって「自分だったら今笑顔向けられても嬉しくないかも」という考え方を持つようにしましょう。
笑顔に必要な筋力の鍛え方
表情筋が弱くて、笑顔が作りにくいなら、筋トレをすればOKです。
表情筋の中でも笑顔に必要な部分にスポット当ててくれている動画があったので参考にしてみてください。
笑顔で重要なのは『目元』。
目じりが下がるのと口角が上がるタイミングがずれていると不自然になります(作り笑顔は口角だけ先に上がってしまうことが多いです)
自然な笑顔には気持ちが大切ですが、上手く笑顔を作るには表情筋も大切です。
しっかり鍛えておきましょう。
【まとめ】接客で笑顔を使いこなすには気持ちとタイミングを極める
上手く笑顔を使いこなすには、
- 笑顔が作れない原因を知って対策する
- 自然な笑顔を出せるよう心から接客を楽しむ
- 笑顔が効果的なタイミングを知り使い分ける
といった手順でステップを踏んでいきましょう。
今できていなくても落ち込む必要は全くありません。
接客業で働いていれば、少しずつですができるようになります。
ゆっくり楽しんでいきましょう。
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