
「よく耳にはするけど【リーダーシップ】ってなに?」
なんとなく「学生時代にいたクラスの中心人物」的なものをイメージしやすいのですが、簡単にいうと「ゴールに向かって周りを引っ張る」能力です。
先にタイトルの答えを言ってしまうと「仕事を楽しむ」ことが最大のポイントになりますので、根拠と【巻き込み力の習得方法】を紹介していきます。
「仕事中に何をしている時が楽しいですか?」

「働く」という行為にたいして、ネガティブなイメージが強い昨今。
「なぜ働く必要があるか」と問われると「生活のため」と答える人が大半だと思いますがいかがでしょうか?
そのなかで僕がよく言うセリフは「どうせ働くんなら楽しんだほうが得じゃないですか?」です。
もともと人間には【承認欲求】という本能があります。
誰かに認めてもらいたい、必要とされたい、繋がっていたい、という感情は承認欲求からくるものだそうです(もちろん「むしろ誰とも接点を持ちたくないんだけど……」って人も稀にいらっしゃるので一概にはいえません(笑)。あくまでも本能なので育った環境によっては衰退していくものなのかもですね)
そして、現代社会でその承認欲求を満たしやすい場面がビジネスシーンと言われています。
分かりやすいですよね。自分の存在価値があるからこそ、雇用されるわけですし、自分の仕事に価値があるからこそ、対価が支払われる。
厳しく見えるかもしれませんが、すべて承認という結果ありきの世界ですので。
さて、少し話が脱線しましたが、本題にもどると……①自分の職務において「どんなときに【楽しさ】を感じるのか」を意識することがポイントです。これはリーダーシップを手に入れたいなら、必ず意識をしましょう。
また、同時に意識しておかなければいけないことは②「ひとによって楽しさを感じるポイントは違う」ということ。
そして①・②で共通して言えることは、割と多くの人が「仕事が楽しいわけがない」という先入観をこじらせて「仕事は楽しむものじゃない」と、自分自身に足枷をかけてしまっていることがあります。
これはとても勿体ない話ですよね。
先にも言いましたが「どうせ働かなきゃダメなら楽しんだほうが得」だと思いませんか?
「達成感」「やりがい」「成長」「嬉しい」……などなど、仕事中に感じたことはありませんか?
もしあるなら、それが「楽しむためのヒント」です。
自分が楽しいと感じるポイントを沢山さがして、集めていくと、おのずと「自分がやりたいこと」が見えてきます。
まずはここまでが第一ステップです。次はそれを仕事にフィードバックしましょう。
やりたいこと + 利益 = 目標(ゴール)
あまり夢がないことを言いたくないのですが、ただただ「やりたい仕事だけをやる」というのは、ビジネスとして成り立たないことが大半です。
もちろんそれだけで成功している人もいらっしゃいますが、それには大きなリスクがともなうので、なかなか難しいのも現状ですよね。
営業戦略などと言われる手法が基本としてあるのも、ビジネスには理論が後ろ盾として重要な役割を果たしている証拠だと思います。
ビジネスの根本原則は利益。
利益を求めることが悪しきものという風潮も一部ありますが、これはビジネスである以上、何年経っても変わらない原則でしょう(何を以て利益と判断するかはその人の価値観によってかわります。お金なのか、人望なのか、奉仕なのか)
ということで最初に戻りますが「ゴールに向かって周りを引っ張る」には、ゴールがどこにあるのか知っておかなければいけません。
そのゴールこそ、【自分がやりたいこと】と【利益獲得】の両方が達成できるものです。
利益の方向性は、会社の方針があると思いますので、与えられた職務と、自分がやりたいことを上手に組み合わせましょう。
ここまでできれば、あとはゴールを決めるだけです。
周りと共有できる【達成感】は一生心に残る想い出
ゴールに向かって周りを「引っ張る」ということは、言い換えれば「ついてきてもらう」ことが条件となります。
自分が「ついていきたい」と思う人はどんな人でしょうか?
リーダーとして指示を仰ぐなら、やはり自分が「ついていきたい」と思える人がいいですよね。
もちろん十人十色で、すべての人にとって理想のリーダーというのは存在しない……と、思います。多分。
すべての人に対して理想の人になるのは難しいけど「この人と仕事をするのは楽しい」と思ってもらうことは、意識と努力である程度のレベルまでは可能です。
周りの人たちの「楽しい」をうまく刺激して、自分が定める目標に向かって協力してもらえるよう巻き込んでいくこと。
これが【巻き込み力】です。
質の良いリーダーシップをもった人材は、会社全体にとって利益を産んでくれる大きなエンジンです。
自己啓発で自分がそうなるも良し。
コーチングを活用して、だれかがそう育つような環境をつくることも良し。
自分と関わりをもった人を、ほんの少しでも幸せにできれば、これ以上のやりがいはないと思いますよ。